【後編】ギター初心者に告げるアンプ術⑤項目【保存版】
ギター初心者に告げるアンプ術➄項目【保存版】
後編のスタートです。
ここでは、
歪みの作り方、音色について触れていきます。
■目次
1.歪みはどうするのか?
アンプ選びで大切になるのが「歪み」です。
アンプの構造で質感が変わりますが、
エレキギターらしい音を出すために、
「歪み」は不可欠です。
アンプを購入する前に
「音作りをどうするか?」
必要機材が変わってくるため、
方向性を決めておく必要があります。
また、
演奏する音楽ジャンルで必要な音も決まってきます。
1-1.アンプ直で作る
ギターとアンプを一本のシールドで繋いで音を作る、
最もシンプルで潔い方法です。
- 音の立ち上がりが良い
- レスポンスが非常によい
- 演奏時のトラブルがほぼ無い
- セッティングが非常に簡単
弦を弾いてからの音の反応は抜群です。
とても素直で弾いていて気持ちも良く、
いつまでも鳴らしていたい気持ちになります。
ライブ本番は一度だけです。
ステージ慣れしないと緊張もしますので、
セッティングが複雑だと思いがけないトラブルもあります。
その点、アンプにギターを刺すだけなので、
非常にシンプルで間違えも無いと言えます。
- 歪みの変更ができない
- 音作りの幅が狭い
- 使えるサウンドが決まってしまう
アンプは基本的に高価です。
プロのミュージシャンでない限り何台も所有するのは難しく、
ライブで使うのも普通は一台が基本です。
アンプの歪み(音のキャラクター)は決まっていますので、
常識的に考えて変更は利きません。
そのため、音作りはアンプに備わっている機能のみで行います。
「あの音が欲しい、この音が欲しい」といった場合、
アンプ直では困難と言えます。
なので、サウンドの方向性は重要と言えます。
今はモデリング機能を搭載したアンプも主流となっており、
一台のアンプで様々な質感の音が出せるようになりましたが、
悪魔でも実機に近い音色の再現ですので
本物を越えることは難しいと言えます。
実機にしかない音の素晴らしさは必ずあります。
1-2.エフェクターで作る
「アンプは音を出すため」として割り切る方法です。
エフェクターを大きく分類すると
ひとつの音がつまった
- コンパクトエフェクター
複数の音色が収録された
- マルチエフェクター
と分類されます。
音のキャラクターでは
- 歪み系
- 揺らぎ系
- 空間系
- ダイナミクス系
- フィルター系
楽器メーカーはひとつではありません。
各社によって質感は違います。
- 各社で質感に違いがあり、比べられる
- 自分の好きな機材だけで音が作れる
- オリジナリティが出しやすい
- 音作りに終わりがない
- 曲によって様々な音色が使える
自分だけのシステムが構築できるのはとても魅力的です。
色々なエフェクターを試すことで、
音の世界が広がるため、可能性は無限大です。
誰にも真似ができないシステムを作ったり、
曲の中で沢山の音色を使うことで表現力が高まります。
レスポンスは注意深く聴くことで分かるレベルですが、
気になる方は気になると思います。
エフェクターはシールドで繋ぐため、
配線のトラブルは避けられません。
壊れにくい高価なシールドを使ったり、
本番前に確認することでトラブル対策ができます。
コンパクトエフェクターは1個が1万円から6万円程になり、
質の良いもので構成するとコストもかかります。
最近はマルチエフェクターの質が向上し、主流になっています。
ひと昔前は高価でしたが、技術の進歩で価格も安価になりました。
安いもので7000円程で購入できます。
ライブ本番は1度切りです。
エフェクターはどうしてもオン・オフの操作が伴います。
音の切り替えがスムーズにできず、失敗している方もいます。
特にマルチエフェクターは機能も充実しているため
操作練習が必要です。
2.使う音色は?
ギターの音色について
触れていきたいと思います。
2-1.男らしく歪み一本
ロックをやるなら歪み一本
オーソドックでシンプルな形です。
どの曲をプレイするにも
「歪み」はかかせません。
「歪み」も突き詰めていくと
- キメの粗さ
- あたたかさ
- サスティン
- 歪みの深さ
など
こだわる部分が多くあります。
歪み一本でトコとん突き詰めるようであれば、
- アンプ直
- 歪みのエフェクター
この2パターンがおすすめ。
理由は
- 音色の切り替えでトラブルが無い
- 持ちものが少なくてすむ
- プレイに没頭できる
パンクロック、へヴィメタル、ロックンロールなどは
歪みオンリーのイメージがあります。
音色が少なければ、
練習時やライブ当日の持ち物も少ないです。
2-2.多彩なサウンド
エフェクティブなサウンド
エフェクターを最大限活かしたプレイが魅力で、
まさにエレキギターの奏法です。
エフェクターを使うと音に「個性」が生まれます。
多彩なサウンドを操ることで
- 曲に彩りがつく
- プレイスタイル・表現が広がる
- 誰にもマネができないサウンド
まさに個性が出せます。
さらに、
エフェクターのシステムを組む
という楽しさがあります
プロの足元を見ると
こんな感じになっていますよね?
この足元に
自分の音の全てが詰まっている・・・
そう思うだけで優越感を感じますよね。
3.【まとめ】ギター初心者におすすめ アンプ選び
前編・後編にわたってアンプ選びについて
綴ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
正直なところ、正解はありません。
あなたの感性次第です。
3-1.初心者は迷ったらコレ
アンプ選び、サウンド構築は
必ず迷います。
右往左往しながら年月をかけて
自分のサウンドがみつかるものです。
私も落ち着くまでに10年要しました(笑)
好きなアーティストの機材をみて
エフェクターの研究をしたり、
音の切り替えはどうするのか?といった疑問を
抱きながら楽しく勉強していました。
予算にもよりますが、
理由
初心者は、
沢山の機材に触れてこそです。
私も沢山勉強してきました。
真空管アンプを購入して
やはりエフェクターの歪みが良かった・・・
このような展開に陥った場合は、
購入のメリットは無しです。
真空管アンプをクリーンセッティングにして
エフェクターで歪ませても、
真空管特有の歪みは楽しめません。
慎重に選びたいものです。
3-2.初心者にすすめる5項目
エフェクターを最大限に活かせるのは
トランジスタアンプです。
トランジスタアンプの代名詞といえば
Roland JC シリーズ
ライブハウスや練習スタジオ、
どこにでもあります。
どこにでもあるアンプを使うのであれば、
エフェクターだけあればいいですよね♪
初心者の方は沢山のエフェクターに触れましょう。
音楽の世界が深いもので、
より楽しいものだと思えます。